小松法律事務所

広末涼子氏不倫騒動雑感-夫婦関係維持は本人意思に尽きると思うのですが


○有名女優の一人広末涼子氏が週刊文春にレストランオーナーシェフとの不倫疑惑が報じられ、当初は、双方否認していたものが、突如、全面自白して全て事実を認め、謝罪を表明して、話題になっています。先進諸国の中では、日本社会特有とも言える不倫イジメがまた始まったなと思って、ネット記事を見ていましたが、「「奴隷結婚状態のドMが怒るから」ホリエモン 広末涼子の不倫でCM全降板に持論」との以下の記事に共感しました。

○日本社会の不倫に対するバッシングは対象が有名人であればあるほど凄まじく、「広末涼子、違約金など数億円か…CM契約全4社が広告削除、未発表の仕事の損害も」なんて記事も出ています。「広告降ろす必要ないと思う」なんて感想がごくごく一部の人の感想と思います。私もそのごくごく一部に入りますが。

○昔、鶴亀通信なんて広報誌をごくごく僅かに配布していましたが、その中の平成11年時点での不倫解説で、「夫婦関係の基本はあくまで当事者の気持ちの結びつきであり、その気持ちの結びつきは、打ち首、刑務所行き、金銭支払強要等の外圧で保とうとしても所詮形だけの結びつきに過ぎません。そこで外圧で夫婦婚姻関係の維持を図ることは止め、あくまで当事者間の意思に任せようという風潮が全世界的に強くなっております。」なんて分かったようなことを記載していました。

○実は、この時点では、分かっていなかったのですが、欧米の一部では日本の昭和時代に、夫婦間でも不倫等での損害賠償請求制度がなくなっていることが、後日判明しました。夫婦婚姻関係の維持はあくまで当事者の意思に尽きる即ち気持が離れたらオシマイとの制度が欧米の一部で実現していました。しかし、この点、日本では、令和時代になっても、特に有名人になるほど、不倫に対するバッシングの嵐は凄まじく、この風潮は、当分、治まることは無いと思われます。

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「奴隷結婚状態のドMが怒るから」ホリエモン 広末涼子の不倫でCM全降板に持論
女性自身2003/6/14(水) 17:48配信

実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(50)が6月14日、Twitterで広末涼子(42)のCM降板について持論を展開した。

「文春オンライン」によって7日、レストランオーナーシェフで同じく既婚者である鳥羽周作氏とW不倫関係にあると報じられた広末。記事によると「不倫の事実はない?」という直撃取材に対して、広末は「はあ、ありません! 絶対にありません! 子ども3人いるんです。ありません!」と否定していたという。

ところが14日、広末は一転して自身のマネージャーが運営するInstagramアカウントで《この度は、私、広末涼子の軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深く、心よりお詫び申し上げます》《週刊誌で報じられているとおり、鳥羽様との関係は記事の通りです》とW不倫を認めた。

また鳥羽氏も、Twitterで《報道された内容は、概ねその通りです。多くの方にご迷惑をかける行為だと頭では理解していながら、相手のご家族や自分の家族、周りの皆様にどういうことが起こるのかを想像できないまま、僕は冷静な判断を欠く行動をしました》とコメントした。

不倫騒動によって、日本和装や「本麒麟」などCM契約していた全4社の広告が削除されクライアントを失った広末。すると同日、このことを取り上げたニュース記事について、あるTwitterユーザーが《広告降ろす必要ないと思う》とツイートしたところ、堀江氏が反応し、Twitterにこう綴った。

《お小遣い制に甘んじてる奴隷結婚状態のドMが怒るからでしょうね》

“結婚したパートナーの言いなりになっている人たちが怒るから”とも取れる堀江の持論。その読みは当たっているだろうか?